このプロジェクトについて
北広島町では、地域資源や知的財産を活用し、町内外の人々から広く共感を得られる事業を行う団体を支援する取り組みとして「きたひろ応援ファンド事業」を創設いたしました。
このプロジェクトに集まった寄附金は、北広島町への「ふるさと寄附」として受けつけると共に、寄附者の意思を反映し、プロジェクト事業者に交付される交付金の基準となります。
北広島町をサイクリングの町へ
広島県と島根県の県境に位置する、北広島町大朝はその昔、島根県浜田市と広島市を結ぶ宿場町として栄えた場所、旧大朝商店街はその中心的な場所として、たくさんの人が往来していた。また、その周辺には田園地帯が広がり、稲作を中心に農業が盛んな地域でもある。
中国山地のどこにでもあるような町だけど、案外ゆっくり散策してみると、新たな発見や素晴らしい景色に出会えるのではないでしょうか。
役場大朝支所からすぐの旧大朝商店街を起点にした周囲約10kmの範囲が中心です。地形は盆地で起伏が少なく、自転車で里山を散策するには最適です。
先ず取り組みたいのは、自転車に乗れる人ならだれでも気軽に楽しくサイクリングができる電動自転車の購入と、文化や芸術・農業や林業に触れる体験を盛り込んだ、ガイド付きコースの開発です。
今回の応援募集金額は200万円です。
★電動自転車15台の購入費150万円
★サイクリングマップとホームページ(外国語版)の作成費50万円
坂道でも快適にサイクリングできる電動自転車(台/約10万円)を15台揃えます。この自転車は、ガイド付き里山サイクリング用(10名定員)で企画します。予備車も含め大人用12台と子供用3台を用意し、小学校高学年~自転車が乗れる高齢者まで参加できる内容にします。ガイドが案内することで、大朝のいろいろな話や、見逃しそうな場所の見学や体験ができます。
サイクリングマップやホームページ(外国語版)作成は、近年の外国からの観光客の増加を見込み、今後「里山サイクリング」需要が外国人にも広がると考え、積極的に外国人の受け入れをするために、サイクリングマップとホームページの整備が急がれます。大朝の里山の風景や生活文化も伝えていけるような内容にしていこうと考えています。
サイクリングコースの開発
旧大朝商店街を起点に、赤瓦が広がる街並みを抜け、上ヶ原(うえんばら)と言われる高台へ上ります。ここには大朝へ住む版画家のアトリエがあり、そこからドローンやラジコン飛行機が飛ばせる広場「スカイ農産」・三年後の収穫を目指す「福光酒造葡萄畑」・ハーブ園とハーブランチが楽しめる「天意(あい)の里」・ヤギや合鴨とも触れ合える「ふれあいリンゴ園」、ここではピザ窯でピザ焼体験ができます。高台から一気に坂を下りると九門明(くもんみょう)地区になります。そこには「たぎそう渕」というきれいな川や、写真でも良く紹介されるポプラの木・西教寺の銀杏があり、懐かしい農村の風景が広がります。農家の古民家「土居田屋」では五右衛門風呂も体験できます。川遊びの後に入るというのもありかもしれません。こうした体験をしながらの「里山サイクリング」は、きっと皆さんに非日常的な感覚を提供します。そして最後は旧大朝商店街に帰って昼食やカフェでおくつろぎください。
心地よい疲れでカフェで一息、お食事も
サイクリングの途中で動物と触れ合い
旧大朝商店街の復活
旧大朝商店街のなかでも、特に目を引く『香川旅館』は約20年前に店主の他界により長い歴史に幕を閉じた。それから空き家となった建物はカーテンに閉ざされたままになってしまいました。そして3年前、大家さんとの話し合いにより香川旅館の一角で、昔おもちゃ屋だった場所を賃貸し、平成28年4月に「TSURUYA(つるや食堂)」は、地域のみんなが集まる場所と、大朝に飲食店が少ないとされる部分を、店舗でチャレンジしたい人たちと、作っていけるお店としてスタートしました。現在は、週4日(水~土)の営業で、水・木は中華そば屋、金・土はカレー屋として開店しています。メニューや営業時間も少しずつ改良を加えながら、最終的には毎日開いているお店を目指しています。
大朝の酒『朝光(あさひかり)』として、地域に親しまれた名高い酒蔵であった、「福光酒造」は、先代が病気で倒れ杜氏不在となり、蔵は廃業を余儀なくされました。その後10年の時が経ち、創業者の孫「福光寛泰氏」が再興するために、岩国の蔵元を辞め、単身で大朝に移住してきた。決して平たんではない酒蔵の再興への挑戦と我々の商店街の再生とは、タイミングが一致しお互いが歩調を合わせて進み始めた。再興の第一歩は、「どぶろく特区」のため酒蔵改装と、「やまなみ果実酒特区」のための葡萄畑栽培を開始。現在、どぶろく特区の申請中、この冬には福光酒造で作られた「どぶろく」が販売開始の予定です。
旧大朝商店街の再生の狼煙として、商店街の交差点の一角の物置小屋のような建物に、「かあちゃん餃子」は新規開店した。わずか2坪ほどの小さなお店には夫婦の夢がいっぱい詰まっている。これまでひっそりと静まり返っていた商店街に、毎日響く元気な母ちゃんの声に、「昼食を食べる場所が無い」と困っていたサラリーマンや仕事師だけでなく、周辺の住民も行列を作る賑わいとなりました。近所のおばあちゃんの「おかずだけ欲しい」という要望にも素早く対応し、日替わり弁当の「おかずだけ販売」は、地域の人に寄り添おうとする母ちゃんの心意気でしょう。商店街の交差点の角に、小さく開店したこの店だけで、商店街の雰囲気は変わり始めました。
大朝まんじゅうは、創業大正8年より同じ場所で、同じ味を守り続ける老舗和菓子店です。黒砂糖の入った薄皮と中に入ったこし餡のとてもやさしい一口サイズのお饅頭は、誰からも愛される、大朝自慢の一品です。商店街の衰退とともに、委託販売が中心となりましたが、最近、「蒸したて大朝まんじゅう」の店頭販売にも力を入れ、定期的に行っています。
北広島町より寄附者の皆さまへ
(1)寄附金は、本町への寄附(ふるさと納税)として「きたひろ応援ファンド事業」にて活用されます。
(2)寄附金は、寄附者の意思を反映し、各認定団体に交付金として交付されます。
(3)本町及び認定団体は、寄附金の活用状況や事業の取組状況について、寄附者にフィードバックするとともに、透明性を確保します。
(4)寄附者には、認定団体から返礼を行います。(本町からは返礼いたしません。)
(5)選択されたプロジェクトが「きたひろ応援ファンド事業」の認定辞退、認定取下、事業不履行等の事象発生または事業実施の結果、事業縮小等により寄附金に余剰が発生した場合等でも、一度寄附された寄附金は返還することはできず、当該事業における管理運営事務及び本町における地方創生に資する取組みに充当されます。